前回の記事で、動画編集の準備編を公開しましたので、まだ見ていない方はそちらを先にご覧ください。
そして今回は、実際に動画編集をする手順と方法を紹介していきます。
動画編集の手順
動画編集には効率的な手順があります。これを実践するだけで、編集時間を2,3倍速くすることができます。
- 素材を読み込む
- シーケンス設定
- プロキシ作成(必要な場合)
- カット編集
- テロップ編集(装飾含め)
- BGM,効果音挿入
- 書き出し
以上が動画編集の手順になります。
サムネイルの作成に関しては、動画編集が終わった後に作成してもいいですが、YouTube上ではサムネイルが最も重要なので、最初に作ってしまうのも良いかもしれません。サムネイルはまた別の記事で書いていきます。
プロキシ作成
プロキシとは、「代理」という意味で、元々の大きい素材を軽いファイルを代理で作成し、作業の効率化を図るためのものです。

このように、プロジェクトファイルで動画を選択した状態で右クリックすると、プロキシを作成があるので、クリックします。すると、Media Encoderが自動で開くので、プロキシ作成を待ちます。
プロキシの詳しい説明は、別の記事で紹介します。
パソコンが重い人や、低スペックでも編集可能で、4K素材もプロキシを作成することで作業が捗ります。
シーケンス設定
動画を編集する前に、シーケンスを作ります。
これは、動画素材がYouTubeの画面のフルHDの設定(1920×1080)のサイズに合わせるためや、フレーム数を統一するために作成します。

YouTubeの場合は、基本的に「AVCHD→1080p→1080p30」に設定します。
30という数字はフレーム数なので、60フレームの場合は「1080p60」を選択してください。
カット編集
まず最初に編集ですべきなのが、カットの作業です。
カットは、シーケンスを作った後に動画をシーケンスに読み込み、編集します。
- 「W」で編集点を作る
- 再生ヘッドを動かし、要らない部分まで動かす
- 「Q,E」でカットする
ツールバーには「レーザーツール(C)」があり、これを使用してもカットすることはできます。
しかし、ツールを使うと、「C,再生ヘッドを動かす,C,V,クリック,delete,V,ドラッグで動かす」というカットの一連の流れがとても無駄になります。
なので、ショートカットを使用することにより、カットがとても早くなるので、Q,W,Eを使いましょう。これは動画の方がわかりやすいので、動画をご覧ください。
テロップ編集
テロップはかなり動画で重要になります。
Premiere Proには、
- レガシータイトル
- エッセンシャルグラフィックス
という2つの方法があります。
レガシータイトルは装飾をたくさん付けられるので豪華になる反面、少し時間がかかります。
一方エッセンシャルグラフィックスは、シンプルなテロップを入れられて複製が楽な分、低品質な動画になりやすいのが特徴です。
またテロップで気をつけることは、
- フォントの種類
- テロップのデザイン
- 要約テロップかお喋りテロップか
- テンプレの使用
などがあります。詳しくは別の記事で書きます。
BGM,効果音挿入
カット、テロップが終了したら、BGMや効果音を入れていきます。
ここで注意すべきなのは、
- 音量
- タイミング
- ずっと同じ音か、別の音楽に変更するか
- 効果音の統一感
- ノイズ削除
- フェードイン/フェードアウト
などが挙げられます。こちらも詳しくは別の記事で書きます。
書き出し
動画編集が終了したら、書き出しをします。

シーケンス上で、書き出す部分のイン/アウトを設定した後に、「ファイル→書き出し→メディア」を選択します。

形式は、基本的にH.264、プリセットも高速ビットレートで大丈夫です。
出力名は自分が名付けたい名前に変更します。
書き出しはPremiere Pro上で書き出しするので、書き出し以外の作業ができません。キューはMedia Encoderで書き出すので便利です。
まとめ
以上が動画編集の具体的な編集の手順です。
詳しい内容は別の記事や、動画で説明した方がわかりやすいので、そちらをご覧ください。